香道
これぞ大人のたしなみ、香道を体験
香(こう)はインドを起源に中国へ伝わり、日本には5世紀に仏教とともに伝わったと言います。仏前を清めて邪気を払うためのものだった香は、やがて平安時代に入るとさまざまな香料を選んで練り合わせ、香気を楽しむ薫物(たきもの)が生まれて、貴族のたしなみに。
衣服に香をたきしめたり、部屋に香りをくゆらしたりしている場面が、源氏物語や枕草子にも頻繁に見られます。
その香が、茶道や華道と同じように日本ならではの芸道として確立されたのが室町時代。2種類以上の香を和歌や四季の風物を表現するように組む「組香(くみこう)」が発展し、それを鑑賞する作法や道具立てが生み出されました。
香りの素晴らしさは言うまでもなく、所作の美しさ、道具立ての完成度の高さにおいても目をみはるものがある香道。茶道や華道に比べて親しむ機会の少ない香道ですが、体験してみると新たな扉が開く思いがします。
まずは、その一端をご紹介。奥深い和のたしなみ、香の世界をのぞいてみましょう。
まずは基本的な道具をご紹介。
右上が香木をのせてあたためる「銀葉」、右下が銀葉を取り扱うための「銀葉ばさみ」、中央が炭や灰を扱うための「火箸」、左が灰の形を整えるための「灰押さえ」。それに芳香を放つ「香木」です。
香炉に灰を入れて、中心に熱源となる炭団を沈め、灰を縁から中央へ寄せてふんわりと山にして灰押さえで形を整えます。灰山の頂点から火箸を差し込み、炭団の熱を通じさせる穴「火窓」を開けます。
その上で銀葉ばさみで銀葉をつまんで火窓の上に水平にのせ、銀葉に香木をのせます。
あたためられた香木がじわりと香りを放ち始めたら、香炉を左手のひらに受け、香炉に蓋をするよう右手で覆い、顔を近づけて静かに香を鑑賞します。これを「香を聞く」、「聞香(ぶんこう)」と呼びます。
さらに、甘くやわらかな香りの「白檀(びゃくだん)」、幽玄な香りを漂わす「沈香(じんこう)」、香りの王者とも呼ばれる「伽羅(きゃら)」などさまざまな香を聞き当てる「組香(くみこう)」も香道ならではの楽しみ方。
ゆっくりと心を落ち着け、感覚を研ぎ澄ませて香を聞くひとときは、忙しい日常を忘れさせてくれるはずです。
最近は、香の専門店やお寺などで初心者向けのワークショップも開かれています。奥深い香りの世界を、一度体験してみてはいかがですか。
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