陶炎祭
ゴールデンウィークは、お気に入りの器探しの小旅行

陽射しが暖かく、風も心地よい季節がやってきました。2019年のゴールデンウィークは最長で10連休!久々の大型連休、どこへ行こうか迷っている人も多いはず。そこで、今回は日本でも屈指の規模を誇る陶器の祭典をご案内。4月29日(月)から5月5日(日)に茨城県笠間市で開催される「笠間の陶炎祭」は、今年で38回目を迎える人気イベント。期間中は50万人以上の人が訪れます。
そもそも笠間焼の起源は、江戸時代のなかごろ。信楽の陶工の指導で窯が築かれたと言います。その後、幕末から明治にかけて、甕(かめ)や鉢など日用雑器の一大産地として繁栄しました。戦後、プラスチック製品が出回って日用雑器の生産は衰退しますが、工芸陶器に大きく舵を切ることで再生。伝統に縛られることのない自由闊達な気風に惹かれて若い作家が各地から集まり、今の笠間焼が生まれました。

そんな笠間の作家や窯元、販売店が一堂に会して「焼き物の町」を盛り上げようというのが「笠間の陶炎祭」です。1982年に36名の出店者で始まった手づくりのお祭りは、今や出店者が200を超える大イベントに成長。緑豊かで広々した笠間芸術の森公園を会場に、豆皿や箸置きなどを集めた「掌の小品展」や、作家によるぐい呑を集めた「ぐい呑1000個展」、作家による抹茶碗を選べる「野点」など催しものも多数。陶芸家によるフードコートやライブ、子ども達が遊べるキッズランドなどもあり、子ども連れでも一日中楽しめます。

笠間焼は作家それぞれの個性が生きていて、選ぶ楽しさがあります。実際に手にとって質感や重みを確かめながら、お気に入りの1点を探しましょう。温かみがあって、手にしっくり馴染む器は、普段の食事や暮らしをきっと豊かにしてくれるはずです。

笠間芸術の森公園のなかには、日本最高峰の陶芸作品を展示する茨城県陶芸美術館もあって、より深く詳しく陶芸の魅力に触れることができます。
ゴールデンウィークの笠間は花の見所も盛りだくさん。笠間稲荷神社の境内では、珍しい八重の藤と花房の長さが1.5メートルに及ぶ大藤が見事な花を咲かせます。

また、笠間市内を一望できるつつじ公園では、25品種8,500株ものつつじが咲き誇り、見る人の目を楽しませます。ゴールデンウィークの1日、笠間へ小さな旅に出かけませんか。
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